
今日は珍しくさくっと短めな記事をば・・☆
先日、バスを待っていたら、
人好きそうなオバサンに声をかけられた。
オバサンは見た目は若いけど、
会話の内容とか、
よくよくお顔を改めて見ると七十代の中、
後半くらいの年齢だと思う・・。
当たり前のように今回の震災の話になった。
失礼ながらその話が面白かったのだった。
オバサン宅は、
ウチと同じく都市ガスだったので、
普及した時には嬉しかったけど
また、二度の地震の時のように
恐ろしい揺れが来たら独り暮らしでは打つ手が無いし、
自分で出来る限界があるので・・
「

明日は手足だけ洗う・・明後日は
仕方がない髪を洗うしかない・・とかね」
「なるほど~、
パーツ洗いみたいな感じですか・・
でもよほどトラウマになったんですね
しかも人手が無いと買い物なんかも大変ですし」
「そうね・・まあ誰にも気遣うこともないしね~」

震度7近い地震が3分くらい続いてみて、
いや、続いて欲しくなんかは無いけど、
あんな怖い目に遭ったら、
誰でも恐怖心は取れないと思います。
・・でも、考えてみたらユーモラスでもあり、
思わずロシア民謡の・・
♪~日曜日に市場に出かけ
糸と麻を買ってきた~♪
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャ
テュリャリャ~♪
テュリャテュリャテュリャテュリャリャリャー

♪月曜日にお風呂をたいて
火曜日にお風呂に入り
水曜日に友達が来て
木曜日に送っていった~♪
考えりゃ思いっきり不思議な歌詞だけど、
こんな感じだよな~と思ったことも確かだった。
で。。
シルバーシートにお座りになったようだし、
そのままオバサンは同じバス停で降りたようだな、
・・と思っていたら、
タッタッタとワタシのやたら速い足取りについて来て、
街中の違う場所までまたお話をした・・。
「どなたかと待ち合わせですか?」

彼女はニコニコと笑って言った。
「私ね~、独りで好きな所へ行ったり
好きなお店で食事したりするのが好きでね」
「あ、そうなんですか
ワタシも同じです、人に合わせるのが苦手で
見た目そうは感じないようだけど、
反対に気遣っちゃう性格だし・・」
「あら奇遇だわね、私も同じ

誰かと一緒だと合わせちゃうんで
帰って来たら、あれ?今日はイッタイ楽しかったのか
楽しくなかったのか分からなくなるのね」

ワタシは『ノスタルジックなお話』にあるように、
かなり大家族だったもので、
常に家族の誰かに合わせてしまうことが多く、
なので、人に合わせ疲れた結果だったけど。
なるほど お一人様論理。
実はただ勝手なだけではなく、
人に合わせるのが疲れてしまう人も多いのかも?
~などと思った次第・・。

世間的にフツーな感覚になり、
独りで喫茶店に入ったり、
独りで食事、前には友達のお店で呑んだり・・
そんなことが好きな人には、
前だとあまり芳しくない評価だったけど、
現代は楽ちんでイイわ~、なんて思っていたしね。
友達に言わせると、
誰かが一緒なほうが『共有感』があるじゃない?
・・とのことだけど、
それは相手がとことん気に合う人ならまだしも、
無理に価値観まで合わせていて、
実は心の底では・・趣味なり感動なりを
共有したつもりになっているだけの場合も多い。
独りの場合には、
震災のマイナスだってもちろん独りで恐怖だけど、
自分自身に素直になれることも多い・・。
つまり無理に感情を曲げることなく、

70~80年代に映画を見倒したワタシには、
鑑賞後に泣いたり複雑な気持ちになった時、
誰にもアプローチ出来ないことが救いだった。
誰にも依存することなく、
時には持て余す感情の起伏を消化出来たから。
・・
で、いつも買い物をするデパートが閉まってしたので、
用事を頼まれていたのでがっかり・・。
「あら~今日はダメか・・」
別れ際にそんなことでややガッカリしていたら、
「○○デパートに行けばいいのに

「いや、ワタシはこれから仕事なもので」
・・そう言うと、
きっと普通に主婦だと思っていた彼女は、
「仕事ってこれから?何の仕事があるの?」
と聞くので、
何となく気恥ずかしかったけど、
「実は占い師なんですよ~」と言ってみた。
ついでに手を拝見し、
さくっとだけど主要なラインを見たら・・・
「あ、これは一生金銭に困らない手相ですね
そうだとしたら良かったですね

リップサービスでは無いけど、
小さな体とは違って手の肉付きが良かったのと、
財産線がハッキリ出ていたので、
感じるままにアドバイスしてみたのだった。
オバサンはまたニコニコと笑い、
「ホント、そうなのよね~」なんて一言。
営業ではなく名刺入れに名刺があったので、
ワタシの名刺を1枚お渡しした・・。
あの時間にあのバス停にいなければ、
こんな出会いもなかっただろうし・・
オバサンのことも知らないままだったでしょうし。
この仕事をしていると縁は多いけど・・
ほんの一時でも気の合う人というのも珍しい。
・・袖すり合うも他生の縁・・・
※ことわざ辞典より 《意味》
ちょっとしたかかわり合いも、
生まれる前からのめぐり合わせによるものだということ。

震災後はこんな感覚を忘れていたもので、
そんな言葉が浮かぶ、
何となくほのぼのとした彼女との時間だった・・。
・・
すみませんワタシは占い師
・・・続くかも・・・
。。


↓そんなコントラストが対比できる震災後です



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