
フィギュアスケートを見ていて、
最近、摂食障害で苦労された過去を持つ、
地元の選手を見かけるようになった・・。
きっとかなり色々とあったと察するので、
とても喜ばしいことだと思ったけど、
同時に少し前のお客様を思い出した。
・・
拒食症、摂食障害は特に、
『母親との関わり合い』
~と繋がっているケースが多いと言われている。
彼女もまた、
昔っから激しい性格でキャリアウーマンの、
実母との間に溝のような感覚を抱えていて、
どちらかと言えば絶対服従型だったそうだ。
会話していても理解力に優れていたTさんには、
言うことを聞かないと面倒な攻撃に出る母に、
とりあえずは大人しく話を聞き流していれば、
ヒステリックに騒がれないことを悟っていたらしい・・。
『静かに勉強していれば

あまりヒステリーも起きないんだな』
父は母の言いなりになっている。
唯一、自分をフォローしてくれたお祖父ちゃんは、
そんな時には実の娘の母に気遣ってしまい使えない。
元から成績の良かった彼女は、
本来は家族のコミュニケーションにあてる時間を
無駄な時間と割り切り、
勉学にいそしんで資格なども取得する方向へ・・。

考えてみれば幼児期から~思春期にかけて、
彼女の理解者はあまり無く、
健気にも自力で解決策を見つけなくてはいけなかった
・・ということなんだな。
多感で保護者が必要だった時期、
これでは何かが大きく歪んで行くことになる。
結果、高校辺りから~大学を卒業する前に、
Tさんは摂食障害となって行ったそうだった。
・・
普通に食べられない、
普通に食生活を送っている人には分からない症状と、
精神的な痛み・・いわゆる拒食症は、
そうではない人には考えてみても限界がある。
Tさんには母親の関わり合いの中では、
ホッとすることは無く、
例えば友達がいても、
一時的には楽しさはあっても、
精神的な苦痛や食べる楽しみさえ無く、
食生活も=苦痛の毎日だったはず・・。
大学に進学し、
それでも恋人に近い男性は現れ・・
人並みに若い女性としての喜び
~みたいなものは感じられたようだ。
が。。
そのうちに、
唯一の理解者だったお祖父さんも亡くなってしまい
母親や仲が良くない姉妹、
それぞれバラバラな家族に期待出来ない分、
どうしても無意識のうちに
彼に依存してしまうようになったらしい。
嫌われたくないために、
尽くすタイプになってしまうために、
何度か付き合った男性とはことごとく別れに至ったと。
「私、自分に自信が持てなくて・・」

以前よりはまだ
食事は出来ていると言っていたけど、
明らかに普通に痩せている方より、
顔の骨格が分かるような痩せ方だったので、
経験の無いワタシは対応に悩んだ・・。
・・だけど、
たぶん何かを聞いてもらいたいんだな、
ということは痛いくらい分かったので、
出来るだけ人生相談に徹した・・。
二度、三度と足を運んでくれて、
何度か目には母親という存在の独特さ、
どうしても被害者意識に苛まれること、
そして、上手く行かない恋愛など、
たくさんのお話をした・・。
・・
m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



↓根本的に解決するのも難しいですが



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