
それが悪いことでもありませんし、
古い言い方をすれば、
男性は男性としての、
女性には女性としての役割があると思います。
ですが、悩みは悩み・・
実際にこんな家族がいたら
~という場合を考えて読んで頂ければ。
なお、「父親」とありますが、
中の女性が一番に気にしていたのが、
お子さんに対しての父親像だったので、
こうした表題とさせて頂きました・・。
・・
Oさんの一家は上手く行っているように見えた。
先代が立ち上げた
地元の会社を継いだ旦那さまと、
今は受験勉強中の長女、
来年は高校入試を控えた長男・・
いわゆる第一子が女の子で、
二子が男の子という『一姫二太郎』の状態。
・・母親であるOさんは、
何年か前まで以前の仕事をパートタイムに変えて、
仕事を継続していたのだけど、
長女の大学受験のために仕事を辞めていた・・。
彼女はでも・・内心はもっと、
仕事を続けていたかったのだと思う。
何故なら、家に居るだけだと気が滅入り、
そんな精神的な
落ち込みを避けるために仕事に逃げていたから。

Oさんの旦那さまは俗に言う『亭主関白』タイプで
前時代的な封建的君主といった感じ。
とにかく仕事はよく出来たようだけど、
それだけに・・
自分にも他人にも厳しい人間で、
普通は誰でもがやっている手抜きをするのも嫌、
自分がきちんと出来て何故?他人が出来ない!
何事も出来て当たり前、
夕食はあって当たり前・・・
特に女性は家に居て
家事と子育てをしていてば良い・・
(○ルカイダか?・・・)
子どもは自分の思い通りの人生なら、
成功者としての親の指針がブレない限り、
その方が絶対に幸せだ・・・
~そんなモチベーションと
価値観で生きているような人だった。
「会社を経営しているのに、
外で働いて貰っては体裁が悪い」
何度もお勤めを反対されてもいたが、
近隣に住んでいる旦那さまの両親も
たまにやって来るのもストレスだったので、
つい最近までは意地で勤めを辞めていなかった・・。

同世代の自分なら理解は出来るけれど、
二回り以上も違うネット全盛の子どもたちが、
一種、父親の言動に、
はい、そうですね・・とは思えずに、
彼女よりもプレッシャーを感じていることだった。
「・・自分でも分かっているんです
夫の性格的なものは治らないのは・・
でも、愚痴をこぼさせて頂けて良かったです」
「ワタシと同じ世代な訳ですから、
旦那さまが育った家庭環境も
似たような感じだったかもしれませんね・・」
「私が頑張ってみても
所詮、変わらないと思いますし・・
ただ、進路を曲げてしまった長女が可哀想で」

Oさんの長女さんは、
本当は文学が好きだから
文学部に入りたかったそうだけど・・
会社は長男も先が分からないからと、
長女にも後継者の一人として、
経済学部を受験するのを無理強いしていたそうだ。
「娘さんは何と言っているんでしょうか?
お客様の中にも地方の名士で
薬局のチェーン店を営んでいるので
どうしても
薬学部を受験しなくてはいけない方がいて
彼女自身はOさんのお嬢さんのように
文学が大好きだったので、
理系は相当、悩んだそうですよ・・・」
「長女は家の状況を察しているので、
仕方がないと思っていて・・
だけど、クラブがあれば
違う場所で文学を趣味にしたいと」
「聞き分けのよい娘さんで良かったですが
ワタシだったら家出でもしでかしそうです」
・・その時、彼女の顔が少し曇った

・・
m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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