
オカメインコだ~、
キバタンにヨウムだブルーボタンインコだ~

カナリアにジュウシマツに
九官鳥がいるくらい・・
こんな風にインターネットも無い不便な日々。
・・・嗚呼、昭和30年代・・・
・・で、今日はこんなお話・・。
ワタシが鳥フェチと言いますか、
鳥が大好きになったキッカケは、
言うまでも無く父が庭先のでかいケージや、
鳥かごと称するせっま~い竹製の籠に押し込めて、
違法な鳥飼いをしていた影響がかなりある・・
ある程度の件を書いていたので、
「あ、また?飽きたんですけどぉ~」
~などと、いー加減、
飽きている方たちもいらっしゃると思いますが。

『一体?何度目ち゛ゃい』
・・なんて少し反省をしておりますが・・・。
でもって、父親+に・・
さらに父の妹、ワタシに取っては叔母が、
今風にカッコよく言えば、
文鳥のブリーダー(繁殖)をしていたこともあり・・
片や父の野鳥を見て
地蜘蛛を捕獲しに行く幼少期・・
叔母からはほとんど無料でやって来る、
ヒナ文鳥を切らしたことが無く、
次々、合間なんて無い程鳥を飼っていたからだった。
ある日、野鳥&文鳥の二大柱に、
幸か不幸かハトコPの、
文字通り笑えるハトが加わったのでありました・・。
・・ハトは最初はよくあるキッカケだった・・・
何処かですばしっこい猫にでも
ちょっかいをかけられたのだろう、
羽がぼろっとした手負い(負傷)したハトが、
ハトコP宅のでかい木の門扉内に落ちて来た。
「

「お、ハトだな・・・」
負傷した小さな鳩一羽は、
まるでハトコ宅の門扉内の安全を見極めたように、
「クルルッ」と鳴きながら、
反対から言えば「早く助けてちょうだいよ~」
~なんて感じで落ちていた・・
・・おどおどしいのだけど、
何だかその中にメスらしき細さと、
しかかたさを併せ持つ感じが・・
「可愛い、まだ小さいかもしれないね」
言っておくのだが、
Pは戦後に残された防空壕の中の、
ホームレス(昔で言うこじきさん)のオジサンから
なけなしの10円玉をせしめるような人間性だ・・
可愛いとか気の毒とか、
そんなフツーの情だけで、
小さな鳩を拾った訳じゃなさそうな・・
ただ、並々ならぬ興味は持ったようで、
手のひらにチビ鳩を丁寧に乗せると・・
「

いつに無く強い語気で連れ帰ったが、
ワタシの中では、
^_^;♪~ナンデだろ~♪~ナンデだろ~♪
フツーに疑問符だけがぐるぐると回っていた・・
・・その日はそのまま家に戻り、
悲しいかな、長女のサガ、
今日の顛末を母や伯母、
妹や従姉のオールメンバーが揃う中、
チビ鳩の経緯を声高に告げたのだったが。
「Pちゃん、育てて食べるんじゃないの」
約一名、ブラックな人も居たりしたが、
一名を除く全員の見解は・・
『ウチで野鳥やら文鳥やらを飼っているから
見よう見まねで飼いたくなっただけなのでは』と。
確かにあちらはお祖母ちゃんの兄、
ハトコPのジイチャンが大家だし・・
その割には、
進駐軍が置いて行った西洋式バスタブに金魚とか、
ハトコPのお姉ちゃんが連れて来た、
可哀想なわんこだけだったので、
たまにウチの文鳥を構いながら、
飼いたい素振りは見ていたもので・・。

それから、違法な鳥飼い親父が、
Pに怪我をした鳥の手当てを教え、
ワタシが見てもそりゃ、大げさなんでは?
~などと思うデカイ籠に、
手厚く手当てされたクルルッちゃんがおり、
そこはかと無く幸せそうなチビ鳩とハトコだった。
その後、瞬く間に
Pは鳩をどこからか貰って来て、
クルルッちゃんとオスのつがいカップルは、
沢山の卵を温め出したのだった・・。
何ヵ月か経つと、
輝けベストカップル!的なハトコのハトは、
赤ちゃん鳩を孵し、
そして一年くらい後には、
ウチの野外トイレの屋根に、
ハトコのハト小屋が建てられるようになった。

鳩という鳥がいかにビミョーな
バッチい糞を辺りに撒き散らすか・・
ようやくハトコ宅でもウチの家族も、
かなり理解が出来ていたのだが・・
恐るべし鳩算、それからも
輝けベストカップルクルルッちゃんカップルは、
卵を孵化させていたのだった・・。
・・
m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



↓連休やや長編ですが・・・



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