
近年、急増という訳では無いのですが、
若い時期の離婚ではなく、
ある程度、
年齢を経ての離婚相談が増えています。
いわゆる『熟年離婚』なのですが、
これは色々な課題もあり、
年齢が上である危険性もあります・・。

記事として書いてみたいと思います。
・・
Yさんは20代で結婚し、
二人のお子さんを育て上げた女性。
二人のお子さんたちは、
それぞれが関東と地元の大学を卒業し、
就職もされていて、
更に一人は息子さんで、
昨年、結婚をされたばかりだった・・。
途中までは共働きをしていたけれど、
体力に限界を感じた50代の時に、
それが理由で辞めてしまっていた・・
が。。
ある時、夫との時間が苦痛になり出し、
外に出る機会を考えていたようだった。
彼女には特殊な事務資格があったので、
知り合いに紹介された知人経由で、
パートタイムで雇用先が見つかり、
仕事を始めていたそうだ・・。
その頃特に、子育てを終え、
彼に男性としての仕事があるのは
認めていたつもりだったが・・
Yさんは非協力的な旦那さんの事が、
度々、疲れてしまっていたらしい・・。
ワタシと同世代だから、
あの時代の男性はまだ、
封建的な感じがきっちり残っていて-
「おい、そこのあれを取ってくれ」
「・・・・・」
(本心は・・自分で取れば良いのに)
他愛のないことだと思うでしょうけど、
その積み重ねが大きなマイナスを呼んだりする。
で、こんな日常で、
例えば近くの物を自分で取ったりもしないし、
今の世代のように、
自発的に家事をする訳でも無かったから。
何十年も連れ添っていると、
そんなのは当たり前だと思うけれど・・

当たり前だと言い聞かせてみても、
せっかく作った食事に
ありがとうも無ければ、
パートタイムで仕事をするのはお前の勝手、
しなくても良い仕事な訳だから、
家事はこれまで通りにやって当然・・
そうした、昭和中期くらいまでの、
悪い価値観がまだまだ存在する状態だった。
「子どもたちは定年まで少しだし、
我慢して過ごせばと言いますが・・
何だか、そう覚悟はしてみても、
反対に定年退職になって毎日、
顔を合わせなくちゃと思うと疲れまして・・」
「Yさんのような方は、
結構、今増えているんですが・・
離婚を望んでいらっしゃるのでしょうか?

そこが一番、問題になって来ます」
「それは分かります、
別れてみても意味があったのかとか
友達も熟年離婚をして
却って悩んでいたりしますから」
「では、Yさんは離婚をしないで、
何か具体的な打開策を考えたいとか?」
「いや・・悩んでいます
本当は独りでも十分に生きて行けますが
別れた後の生活は、経済状況よりも・・
別れた後の生活がちょっと想像しにくくて」
・・

☆熟年離婚へ踏み切る気持ちは、
たぶん、
生半可なモノでは無いためだと思います。
今の自分だけで捻出出来る経済状況や、
仕事をフルでされている方も多いので、
それは問題が無いという女性側は多い・・。
例えばガッツリ自宅を構えているのを、
未練がましく思っていなくても、
結婚をした年数によって、
夫婦の共有財産の分与もあり、
昔よりは
女性サイドの権利がきちんと認められている。
こうした物理的なこと、
生活費などだけではなく、
離婚したいという明確な理由・・
性格の不一致、
価値観の大きな違い、
それよりも日常的なドメスティックバイオレンス、
家庭内暴力があるためなど、
もっと基本的な部分で別れたい方は増えている。
・・
m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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