続ノスタルジックなお話「隣人おねえさんの弾」
2013-04-08 Mon 00:17
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○ーランド電子ピアノだ~、
エレクトリックベースに電子ドラムセットだ~



(T^T)なんつ~楽器にカッコいいアイテムが無い、
ピアノやアコスティックギターが全盛で、
エレキギターはベンチャーズが出た辺り・・



もちろん、インターネットも全く無い不便な日々。



・・・嗚呼、昭和30年代・・・





・・で、今日はこんなお話。



・・




従姉のRちゃんの入学式も間近・・・



前回で伯に託された顛末を書いたけれど、
そんなRちゃんの
入学準備もそこそこにどうにか終わり・・



はお彼岸のイベント、
終業式に卒業式と、
幾多の困難を乗り越えて、
やっと安堵の胸を撫で下ろしたようだ・・。




長くて宿題も無い春休み、
子どもたちには掛け値なしに楽しかった筈だけど。




『疲れたー・・




珍しく誰も居ない茶の間で、
がちゃぶ台にほほ杖をついて、
ダラ~ッとお茶をすすっていると・・
ふと、ワタシと妹は闇雲に心配になって来る。





(T^T)楽しい筈の春休み・・
こんなアンニュイな状態から、
何時か親が、
祖父の実家へ逃げてしまったことがあったからだ。




その時は何日かして、
父親が菓子折を持参して、
の実家へ迎えに行き、
お祖父ちゃんの所に挨拶に行ったくらいで・・。




「・・ウチは、娘を女中に出した訳では無いし」




滅多に怒ることが無い方の祖父が、
その時ばかりには
静かに怒りをあらわにしたとかで・・・。




・・が、ようやく帰って来た母親を見て、
ワタシも妹も、
さらに従姉のRちゃんもわんわんと泣いた。




「お母ちゃんー、良かったー」




「おばちゃ~ん」




その事件からワタシたちは子ども心に、
母はこんな家のお手伝いさん的な立場に、
何時か嫌気がさし、
何もかも捨て去って
家出してしまうという危惧感を持っていた。




お願いだから、どこにも行かないで・・』




そんな一部、緊張感が漂う中、
からポロンポロン♪と、
ギターをつま弾く音が聞こえて来た・・。




「あ、ミヤコちゃんだ~」




昔の、確か明治時代に建てられたという、
ワタシたちが間借りしていた家は、
でかい家だったけれど・・



間仕切りがキッチリはしていたけど、
お祖母ちゃんの兄弟が
すぐに接していた場所に住んでいた。




そんなおとは、
祖母の親戚でもあったし・・


特にミヤコちゃんは一番、年が若かったから、
玄関じゃ~なく、
ぱかんと木の板が外れる
すぐ脇の隠し扉みたいな所から
そっと出入りをしていたのだった・・。




「ミヤコちゃん、今日は休みなの?」




うん、春休みだから・・・」




ミヤコちゃんは三姉妹の真ん中で、
三姉妹の中で
多くの次女が少し屈折しているように、
彼女もちょっと家に反抗している感じだった。




その頃は映画『禁じられた遊び』の、
中のギターの曲がポピュラーで、
その曲をポロンポロンと弾いていた。




言葉少ない彼女だったけれど、
何となく『言葉が無くても
十分にコミュニケーションが出来る』ことを、
子どもながらに体得していて、
ミヤコちゃんはそんな
不必要な部分無しで付き合える一人だった。





・・しばらく話をしたり、
ミヤコちゃんの買っていたマンガを読み・・
家よりはゆっくりした時間が過ぎていたけれど。




少しすると、何やらあちらの部屋から、
何人かの大人が
言い争うような声が聞こえて来たのだった。



・・





m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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ハート昭和中期のおは面白い・・
↓そんな昔のことですけどね・・・




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もっとレトロな昔を読んでみたい方だけどうぞ・・・☆







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「お姉ちゃんの縁談みたいで・・
さんと彼氏が言い合いしてるだけだよ」




ワタシの不穏な顔を見て、
ミヤコちゃんはの部屋で起きている、
ビミョーな言い争いを心配するワタシへのフォローを・・




「アッチに行かなくていいの?」




いいの、さんは、
お姉ちゃんの彼氏が気に食わないだけだから」




(T^T)ミヤコちゃんのお姉さんのカヨコさんは、
ウチの優しい叔にも似ていて、
どうも、オバさんとその男性の間に入って、
自己主張を明確には出来ないタイプのようで。




・・確か以前にも、
ミヤコちゃんのギターを聞きに来ていたら、
今回程では無いにしろ、
言い争っているような感じだったが・・。




。。



争う声はどんどこどんと次第に大きくなり、
およそフツーではない危機感を感じ、
思わず「帰るから」と言ったら、
ミヤコちゃんは疲れたように・・・




「いいの、
大丈夫だよいつもだから
毎回、喧嘩ばっかりしてるんだ~」




また再びポロンと、
禁じられた遊びのテーマを弾いたのだった。




彼女の大きなため息の様子を見て、
あちらの部屋で繰り広げられる争いを考えれば・・



それがいつものことならば、
言い争いや喧嘩って、
何処の家でも似たような感じなんだな~と思った。




・・



とうとうカヨコさんの彼は、
オバサン(カヨコさんミヤコちゃんのおさん)
との言い争いの果てに、
ワタシが入り込む
反対側の玄関から出て行った様子だった。





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・・何となく、今度はウチの
茶の間でため息をついていたのが心配になり、
そそくさとに戻ってみた・・。




「どうしたの、昼御飯食べてないでしょ」




昭和中期にはレンジもまだ無かったので、
バターが冷えたトーストと、
鍋で温めたミルクが出され・・



「ミヤコちゃんがね・・・」



の顛末をに言うと・・・




「どこもそんなもんだよ・・
の小母さんはきつい性格だし、
たぶん似たような彼氏とは合わないんでしょうよ」


~などと言われたけれど・・・。





でもね・・
冷えたトーストも、
子ども向けにぬるめのミルクも、
ちょっとした幸せの一つなのでは?と思った。





・・・ 幸せは 冷めたバターの香りなり ・・・



母親の様子も、
たぶんきっとただ疲れただけだろうと推測され、
以前のような大事にはならない感じがし、
心からいつもある幸せのようなものを感じた。


・・




・・それからまた、
懲りずにミヤコちゃんのに行ったけれど・・。




相変わらず最後は喧嘩めいたことに至る、
彼女のお母さんと
お姉さんの婚約者の人間模様を聞いていると、
どこでも永遠に相容れない相手という人がいて、
さらに、どこでも同じような
喧嘩やイザコザがあるんだなと思った・・。





「Rちゃんさー、大人って
何であんなに喧嘩ばっかりするんだろうね~」




「イベントなんじゃないの?
止めろっても止めないし・・
また仲良くなるの分かってるから
安心して喧嘩してるんだと思うけどね」




・・ふと、これまでとはちょっと違う、
大人びた意見を言うようになった従姉に-




『そっか、
中学生になると言うことも変わるんだな~』




ちょっとだけ、これまでとは変わった従姉を、
頼もしく思ったけれど、
反面、少し寂しくなったのでありましたさ・・・。




・・嗚呼、昭和の春は深まり行く・・・



・・





すみませんワタシは占い師


・・・続くとも・・・

。。







ハート回る回るよ時代は回る・・
↓Syowa someday oneday・・・




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(゜▽゜*)いつも最後までありがとうございます。

いつも遅れていてすみませんが、

こんなこともあったっけなどなど、

ご意見・ご感想もお待ちしています。

誤打は読んでおいてくださ~い・・☆




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