続ノスタルジックなお話「いじめっ子の裏」
2013-09-30 Mon 00:18
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近代的な遊具も無い、
全天候型体育館もアンツーカーテニス場も無い、



(T^T)学校の校庭には滑り台と鉄棒、
でもって、
フツーに体育館があったくらい・・・ 




もちろん、
インターネットなんて影も形もなかった頃。



・・嗚呼、昭和30年代・・・




・・でもって今日はこんなお話。



・・




学校生活は、
まだまだ親に守られているという安堵感があり、
子供という無責任さが心地好かったが・・




それはそれ、
子供たちの中でもオキテと言うか、
学校の規則と共に、
決まり事のような暗黙の了解もあった。




集団行動も多いのだから、
それは当たり前と言えば当たり前で、
小学生とはいえ、
地味ながらそんな部分は合わせていた気がする。




。。



当然のように、
小学生にもアウトロー的な存在もいて、
ただ皆と違う行動をする者もいれば、
別名「いじめっ子」とも呼ばれている男子もいた。




「Rちゃんさ~、
昨日、K日町の双子に待ち伏せられた




「あー、あの双子かぁ・・
必ず誰か待ち伏せしてるよね~
で、何かあった?いじめられたとかさ」




K日町の双子とは、
あの時代にはありがちな、
親からして
アウトロー的な生き方をしているような、
そんな感じの両親を持つ息子二人組で、
当然のようにビミョーな反映をしている子。




暇に明かせては、途中、
突っ込みやすいタイプの女子を待ち伏せし、
二人でつまらない悪さをしていたのでありました。




「ワタシも慣れたんで、
途中にあいつらの行く道じゃない方に逃げた」




「高学年になるのに変わらないよね」





悪ガキツインズは確かに悪さはしていたが、
それはまだ陰湿でも無く、
さらに「魔法使いサリー」の中に出て来る、
よっちゃんの弟たちにも酷似していて、
(よっちゃんの弟は三つ子です・・)

イタズラもそっくりな顔付きでやるものだから、
ちょっと笑えたりしていた・・。





そんな中でも異色なのは-


男子じゃなくて、
気の強い女子も、
たまにいじめっ子的な振舞いで、
近隣の男の子に恐れられていた・・・。




「○ちゃん、
ウチのアキコを見かけなかった?
ホントにもう、何処に行ったままなのかしら」




・・そう言えば、
さっきお菓子屋のジュンヤくんを引き連れて、
相変わらず子分にして遊んでいた筈?・・




「なんか・・ジュンヤくんとこに居ましたよ」




^_^;アキコちゃんは弱い男の子を、
あたかも子分のように扱い、
町内会では子供たちに一部、受けが悪かった。




アキコちゃんのお母さんは、
ワタシが彼女宅付近を通ると、
たまにお母さんがうろうろしていて、
ついでにワタシを取っ捕まえて、
愚痴をこぼしたりしていたのでありました。




「アキコも○ちゃんみたいに
普通の女の子だったらまだ良かったのに・・
ホント、気が強くて強くて困るんだわ~」




普通の女の子?(苦笑)・・・』




学校でもアキコちゃんは浮いていて、
まさか彼女のお母さんと共に
「そうですよね~」などと同調しちゃうと、
お母さん経由で
ワタシのバッシングが彼女に知れ、
よもやいじめられる訳でも無いでしょうけど、
面倒になりそーだったので曖昧にボカシていた。



お兄さんたちは優しい男の子なので、
特に彼女のキツい性格だけが目立っていた感じ。




お母さんのアキコちゃんへの苦悩は、
割りと毎回聞かされるけれど、
それも仕方がないと
他人事ではあるから冷静にはなれた。




・・と、いじめっ子だの待ち伏せだの
気の強い女子の親分化とか、
そりゃ今でもあるんだろうけど、
親が出るまでも無く、
子供たちのトラブルは子供たちだけで、
ど~にか済んでいたもので、
昭和中期はジメッとはしていずにのどかであった・・。





・・だけど・・・



ここに最悪の気分の人間が一人・・




妹Hはいつも、
近所でも悪ガキで名を馳せていた一人で、
ワタルという地主の息子にマークされていた。



ワタルは一町も行けば、
家があるようなご近所なもんだから、
これがどうにも逃げ切れないような場所・・




(×_×)人生の荒波を三つくらいくぐって
度胸の据わった今と違って、
ウッサイ姉・ワタシこと○ちゃんと、
不言実行型の超行動派の
従姉Rの行動に気後れしていた彼女は、
か弱さを絵に描いたような女の子だ・・。




・・なもんで、
いじめっ子ではなく、
間違いなくターゲットにされる方の
いじめられっ子といった存在だった。





ある日-

妹が眉間にシワを寄せながら、
母に何かを訴えていたが・・・




「お母さん、学校行くのやだ・・」




水銀の体温計をぬるいお茶に突っ込んで、
体温を上げて風邪・・とか、
つまらない仮病を使うワタシならいざ知らず・・



かなり真面目な妹Hの、
学校登校拒否はまことに珍しかった。


・・




m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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ハート同じことをする学校って・・・
↓ワタシはかなり苦手でしたっけ・・




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なので、母親も珍しく気にかけ、
それこそ体温計で熱を計ったりしたが、
弱い胃腸も痛くも無さげだったので、
理由も言わないので、
とりあえずは登校せよ、ということになったが。


・・



下校する時間となり、
低学年だった妹は部活動が無く、
そのまま家に帰ったらしかった・・




ちょっとした事件はその時に起こった。



ワタシが帰宅すると、
これまた珍しく妹がぐずぐずと泣いていた・・。




「え、Hちゃんどうしたの?」




(T^T)無言でメソメソとだけしている・・


でも何となく、
今朝の登校拒否事件とか、
最近の目に余るいじめっ子ワタルの行動とか、
寄せ集めれば下校途中で、
彼がまたちょっかいをかけたのだと思った。




「ワタルでしょ?よし、ちょっと注意してやる」




「・・またいじめられるからやめてよ」




何でスイッチが入ったのか、
今となっては判らないけど・・
姉心は急激にワタル方面へと飛んでいた。





・・ほぼ一町も歩くと、
ワタル宅はあっという間に見えて来る。




夏にはアゲハ蝶の幼虫が
たくさん群がるカラタチの低木があった・・。



アゲハ蝶の幼虫は、
からかって頭部をつつくとニュッと角を出す。



それが面白いので、
カラタチの木を通過する度に、
幼虫には大迷惑だと思うのだけど、
うりうりとつついているのを日課としていたが。





「すみませ~ん!」

~と、おばさんが出て来ると厄介だから、
最初は低姿勢で呼び掛けてみた・・。




そうすると入り口から、
本人がのそっと出て来たのだが・・





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「ちょっとを貸してくれない」




え、何だよ、うるさいなー




ガタイは二年年上のワタシの方が、
圧倒的にでかかったもので、
半ばTシャツの首を引っ張りながら、
入り口から手を引いて外に出たのだが。




「ちょっと、ウチの妹泣かせたでしょ!
やめてくれない、
あんたのせいで学校にも行きたくないって」




彼宅の裏手には、
寝込んでいるその家の婆ちゃんが、
不気味にわめき声を立てている、
M宅の広い路地があり・・
そこで一気に彼を糾弾したのだけど・・




何故か彼がもじもじして、
いつもの覇気が感じられない・・・




「明日からはやめてよね!
また妹をいじめたら、
今度はハトコも連れて来るからね」




・・そうすると・・・



ちょっとビビったワタルが、
こそっと一言つぶやいたのだった・・




「・・やめろよー・・だってHちゃんのことがさ・・




(×_×)う゛・・これはいわゆる一つの・・・




このもじもじ度合いは、
いくら鈍感なワタシにも、
妹に対しての気持ちであることが判ってしまった。




一瞬、ひるんだけれど、
ただ無駄足になるのもイヤだったので、




「とにかく、妹をからかうのはやめてよね!」




捨て台詞だけを吐き、



帰宅し、明日からはたぶん
いじめられることは無いだろうと言い・・



まさかいじめっ子ワタルが
妹のことを、たぶん好きだとは言えず、
それだけを伝えてみたが・・・


・・




その夜、
妹のことは話題にはなったけれど・・



夕飯が終わった辺りに、
お母さんにだけはワタル宅へ行ったこと、
実は彼は妹に好意を持っていることを言ってみた。




「へえ~、なるほど分かったわ
でも、あんたも幼稚園の頃に
似たような男の子が居たよね」




へ・・・・




「男の子にいじめられて行きたくないって、
幼稚園の登園拒否してたじゃない」



『う゛・・・・・



そう言えば、確かそんなこともあったかも?




・・・いじめっ子 リバーシブルには 恋心・・・





で、ややバツが悪く、
母の居た台所からサッと逃げ去った・・。




そうか・・・


いじめっ子の心理には、
裏側には違う気持ちが潜んでいる、
今となっては、
大人だってそんな気持ちになっていたり、
複雑な心模様は分かるのだけど・・




そんなことが分かった、
昭和、秋の初めなのでありました・・・。



・・





すみませんワタシは占い師


・・・続くかも・・・

。。










ハート楽しいこともそうでないこともありました
↓何時の時代も人の心は複雑です・・




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