続ノスタルジックなお話「妹盲腸の炎」
2014-01-08 Wed 00:07
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年末海外レジャーだ~
豪華温泉プール付施設にテーマパークだ~・・



(T^T)なんつ~、娯楽にキャパが無い、
正月の遊びはコマ回しに羽根つき、
家族でこたつでゲームがせいぜい。



インターネットもまだ何もないない・・


・・・嗚呼、昭和30年代・・・




・・で、今日はこんなお話。


・・



羽根つき、空き地で凧上げ、
お年玉も親戚から貰い、
子どもたちの正統な行事が過ぎ去って行く。




「Rちゃん、いくらお年玉貰った?」




○○○円かな・・」




従姉Rは父方の伯母の子供なので、
母方のお祖父ちゃんが唯一多額なワタシより、
違う親戚にも頂けるため、ちょっと多額。




そんな、
単純な楽しみのある子どもたちと違い、
親の方は出費がかさむだけなので、
母に至っては、
お節料理を作らねばいけない年末から、
松ノ内中は踏んだり蹴ったりだったと思う。




しかも・・



正月も何日か過ぎた頃、
食の細い妹がなお、食べなくなった。


そしてとうとう、
「お腹が痛いよ~」と言い始めた・・




丁度、お隣の医師宅が、
仕事初めで診察をスタートした日だったので、
母はそそくさと妹を連れて行ったのだが・・。




「盲腸炎だって・・
これから紹介して貰った外科に行くんだけど」




そんな時、
デパート勤めの父はつかまらず、
結局は結婚した父の弟の叔父が車で、
お布団一式を手術する外科まで運んでくれたが。
(昔の個人医では
最低限の寝具を持参することもあった)




さて、まだ冬休みだったけれど、
その日手術をすれば母親が一晩、
病室に付き添いをしなくてはいけない・・。




まあ、幸いに伯母や叔母、お祖母ちゃんに、
男性陣には父とお祖父ちゃんまで居たもので、
小学校の低学年だった妹には、
ガッツリと母が付き添うことに・・




最初、全身麻酔だというその外科は、
知り合いのオジサンも手術をしたとかで、
手術後はすぐに歩けるし、
それより何より、
手術が上手いことで知られているようだった。




「あんた大丈夫?
何かあったらお祖母ちゃんとか
おばちゃんに言うんだよ
病院に来たかったら来ても良いからね~」




(×_×)何となくは寂しかったけれど、
人はたくさん居たから、
ハードな気持ちにはならなくて済んだ。




・・それから・・・



盲腸炎の手術はどうにか無事に終わり、
ただ、小さいので全身麻酔から覚める時に、
結構、もがいていた等々、
手術の次の日の夕方には帰宅した母から、
盲腸炎やら外科のことやらを聞いた・・。



・・





m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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ハート正月が楽しいのは子どもだけかな・・
↓そんなある日の出来事ですが




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その次の日、
母がまだ冬休みで暇そうなワタシを見て、
「タクシーだからあんたも乗って行く?」と。



Rも伯母と出掛けていたため、
ワタシは二つ返事で母とタクシーに乗った。




盲腸の手術では、
特に有名だったその外科は、
こじんまりした個人医だったけど、
さすがにお正月中だったもので、
なお入院患者さんも沢山はおらず、
二人部屋の同室の女性は親切な人だった・・。




考えもせずに昼前に行ったものだから、
昼ご飯なんて持参していなかった・・



今のように、
スーパーやコンビニも無い時代だったので、
迷っていたら賄いの人が、
妹はまだ重湯だったので、
(お米を煮た粒の無いどろっとした液体)
余った一人分をわざわざ持って来てくれた・・。




・・それはきっとお正月だという配慮か、
アンコのお汁粉と何かの酢の物、
それにお雑煮といったラインナップ。




(T^T)ワタシはここで、
初めで濾しアンではない、
つぶつぶのある田舎汁粉の存在を知ることになる。




「え、美味しい!




そりゃお腹も減ってはいたが、
その心尽しのお昼はかなり美味で、
これまたファミレスなんかが無い時代・・



人様のお宅の食事って、
ワタシくらいの小学生だと、
あまりありつけないので・・。




田舎汁粉と言い、
酢の物と言い、お雑煮と言い、
全てがお祖母ちゃんの味付けより美味く、
軽いカルチャーショック
~のようなモノを感じたのでありました・・。




「昨日も食べたけど、確かに美味しいよね~」




確かに美味しいには、
確かにお祖母ちゃんの料理よりも美味しい、
そんな皮肉が込められていることを、
それとなくワタシは気付いていたのだった。




さて、午後まで病室に居たけれど、
飽きて来たもので、
母がワタシにタクシー代を渡した。




「○町の、
市電停留所辺りって言うと大丈夫だから」




タクシーに
独りで乗るのも初めてだったから、
ちょっとだけウキウキしたものだった。




昔は今と違って、
子供が独りで乗車しても、
のどかな時代だったものだから、
そうそう犯罪には繋がらなかったりする・・。




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帰宅すると、
お祖母ちゃんが居て、
何となくいつもよりユルい感じが漂っていた。




「今日はさ、
お祖父ちゃんもお父さんも遅いって
伯母ちゃんたちも
夕飯を食べて来るって言ったから・・」




へー、そうなの?・・」




じゃあまた、
お祖母ちゃんのビミョウな料理かと、
あの外科の美味な食事の後のシメでは、
などと、やや心配になったりした・・・




。。



「だから、お寿司を取ろうか♪」




え!・・・」




確か、伯母ちゃんと従姉Rも
お土産を買って来ると言っていた・・




昼ご飯に美味しいカルチャーショック、
夕飯には二人でお寿司・・



しかも従姉たちのお土産まであるという、
三段構えの美味しい攻撃は-



・・もしかしたら?・・・



新年早々、
不思議に運を使い果たしてしまうんじゃないか?




そんな食べ物の地味な幸せだけなのに、
両親の毎回の喧嘩への危惧は、
まだ非力なワタシの中でぐるぐると渦巻いた。




・・・ 美味しくて ただそれだけで 襲う不安 ・・・





・・ハトコ宅で電話を借りて、
お祖母ちゃんは
そそくさと寿司屋に電話をかけに行った。



でもって無事にお寿司を祖母と食べ、
そこそこ鮮度の良い握り寿司は、
不安定な気分も吹っ飛んで行った・・。




夜遅くに次々と家族が帰宅して来ると、
反対に何だかホッとした気分になれた。




従姉Rのお土産は、
Fデパートのドーナツだったので、
夜に皆でお茶しながら食べた・・。




しみじみとした幸せって、

別に三段構えな食べ物でも無く、

盲腸炎程度で安堵し、不治の病でも無く・・



こうやって暖かい部屋で家族が居て、
楽しく笑っていられることかなと、
この時、子供心に感じたのでありました・・。



・・





すみませんワタシは占い師


・・・昭和の話も続くかも・・・

。。









ハート普段あるのが幸せなのかも・・
↓そう感じる昔の一日でした




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(゜▽゜*)いつも最後までありがとうございます。

誤打などがあっても読んでおいてくださ~い。

コメレスなどなど遅れます、すみませんです・・。



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