旧家の犠牲から抜け出た人
2014-07-22 Tue 00:48
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皆さんが住んでいる場所には、
都会なら都会なりのプラスとマイナスが・・



はたまた、
田舎と言っては失礼だけど、
山には山近くの文化や食べ物が、
海には海の恩恵や、
それと共にマイナスの片面も存在すると、
色々な方たちのご相談で感じることだったり。




さて・・・



ここにBさんという、
三十代後半になられた女性がいる・・。




(T^T)もちろん・・・

ワタシのお客様でもあるのだけど、
彼女の生き方やこれまでの人生の軌跡も、
決して平坦な道では無かったのだ・・。


・・




Bさんのご実家は、
とある地方のいわば旧家・・・




B家と言うだけでも近辺の住人の皆さんには-




「あ~、あのBさん宅ね」



とか・・




「昔、俺のじい様たちが
Bさんとこの小作だったんだよ」

(小作がワカラナイ方は要検索・・)




つまり、地主さんでもあり、
第二次世界対戦後の農地改革により、
下働きであった小作の立場の人にも、
所有している土地を分け与えよう・・


といった政策により、
一帯の庄屋さんではなく、
普通の旧家になってしまったようだけど。




。。



知られている大きな家というだけで、
何かがあれば噂千里を走るという感じで、
ビミョーに広まったり・・




まさか今時に、
「箱膳」(要検索)という程では無いにせよ、
祖母さんの代までは、
ねえや的なお女中(お手伝いさん)が、
小作人の人たちと住み込みで働いていたり・・




なかなかにオーソドックスな古い文化と、
近隣のしきたりのような約束事は、
若くて自由な生活を好む彼女を、
十分に苦しめた筈だった・ようだ・・。





田舎と言っては失礼だけど、
Bさんの近隣では、
秘密のお話が秘密では無くなるという、
プライベートが守られなくなる近所付き合い。




何せ移動は殆どが車で、
しかも大人の人数分に近い車があるという、
列車は元より、
バスもちょっと前までは一日に何本か・・。




さすがに今はかなり本数も増え、
大きな国道付近にコンビニも出来たそうだが、
豊かな自然と、のどかな生活の裏には、
その地域の持つ面倒臭さがたくさんあるようだった。





そんな中、一番、Bさんが嫌だったのは・・・



地主という立場が殆ど失せてしまい、
大きな農業を後継する人間が減ってから、
祖母の手腕で始めた家業を、
後継者が地主宅に割と少なく産まれるという、
よくありがちな家系の中で・・・




必ず、白羽の矢が立った人間には、
嫌でも何でも祖母のやり方通りに、
後継者にならなくてはいけない事だった・・。




まるでイマドキに横溝正史の世界を、
地で行くような
地方の議員などもされていた、
旧家Bさんの後継者問題だったのだけど・・。




それも-


学校の目ぼしい図書館の本は、
大体、読破するくらいの文学少女だった彼女。


お祖父さんが亡くなる前に立ち上げた家業は、
まるで真逆な内容だったから大変。




「親戚にもおりますが・・
税理士の事務所を開設されていたのですか

しかし、Bさんは
バリバリ文系だったと記憶していますが・・
これまで、かなりハードだったでしょうね~」




「・・私が大学院まで行ったのは、
税理士試験の関係で・・・
で、母の婿に入った父は税理士で


それも、母が一人娘だったもので、
無理矢理にあまりそう好きでも無い男性
つまり父が知り合いから抜擢されて見合いでした」




「う~ん・・Bさんは確か
ワタシよりも一回り以上年下でしたよね?

お聞きしていると、
今でも失礼ながら古いままのしきたりなんかが
ガッチリ守られている地域もまだあるんですね」




「昔よりはまだマシですが、
結婚するのが今でも当たり前だと・・
パートナーがいなくて、
結婚をしていない私なんかは、
あまり知らない人にも未亡人ですか、とか
まだ、そんな場所ですが・・・」





(T^T)何年も前のこと、
Bさんとの話は地元で生きなくてはいけない、
裕福なようだけど、
実は自分で自由に出来るような経済力は、
祖母経由でしか得られ無い事・・・




そんな会話から始まったのだけど-


・・





m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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これまでが、
決して前置きでは無いけれど、
今回、Bさんがいらしたのは、
実は、長い間、地元、古い因習の旧家・・




強制されて好きでも無い道を歩んで来た、
40代になったばかりの彼女、
Bさんに、
新たな道が開けたような状況になったから・・。




「お祖母さんが亡くなられたのですね
どんな気持ちでしょうか・・・」




「もう、認知症の老人ホームで、
最後には長い間、
栄養剤の点滴だけで生きていましたから・・」




「Bさんほど大変な旧家ではありませんが、
複雑な気持ちも分からなく無いですが」




Bさんとは、ワタシがかなり前に、
占いブームだとかで
地方の雑誌に取り上げられた時期からで・・



祖母への被害者意識を持っていただけ
~では無いけれど-




確かに祖母からの負の影響は大きかったので、
お話を聞いているうちに、
何となく意気投合をして、
それから20年以上ものお付き合いではあった。



不定期にだけど、
Bさんはご自分のターニングポイントのような、
そんな時にいらしてくれていた。





「○さんとは色々な話をしましたよね
○さんは、小さい頃から墓守りとか、
私と同じようなお祖母さんがいらして・・」




「Bさんは、
それどころでは無かったでしょう
でも、亡くなられたので・・
また違う気持ちが出来ているとか」




「・・正直、老人ホームに入ってからは
気の毒なくらいに勢いも無かったので、
私だけには解放された気持ちになれました」





・・犠牲というのは、本当は嫌な言葉だ・・・




犠牲になったと思う側には、
確かに、希望もやりたい事でも無い人生を、
家の体面や、
プライドのためにレールを敷かれて来た。




(T^T)強いて、敷いた側は、
では、犠牲者を出したとか、
本当は可愛い筈の一人娘の、
たった一人の孫娘が憎いだけでは無かったのだと、
ワタシくらいの年齢になれば、
ようやく理解が出来るようになれる感じに。





「今日、伺ったもう一つの内容ですが・・」




そう言って、
Bさんが話し出したのは、
これまでの事務所名を変えたいという、
古い言葉では
『屋号・会社名の変更』についてだった。




「古いイメージがどうしてもあって・・
祖母が今さらどうと言う訳でもありませんが」




彼女から以前、頂いていた名刺の、
その会計事務所の名称は、
ちょっと時代を感じさせるような名称だったけれど。




でも、画数(格数)を拝見したら、
それはそれでなりの強運だった・・





「会社名や屋号や店舗名は、
現在、あまり遜色が無い場合には
やたら変えない方が良いと言われています・・


まあ、イメージを一新したい、
このままでは仕事上、都合が悪いとか
そうした場合にならと思いますが」




「なるほど・・・お祖母ちゃん、
あくまでも強運の持ち主だったのでしょうか?」




「そうですね、
強い運気と家庭的に円満なご家族で、
予めお子さんのお名前を付けて来て下さい
とお伝えすると、
それなりに良い名前になっている事が多いですね」




「そうですか、分かりました・・」




Bさんからは嫌悪感ではなく、
何だか晴がましい感じの顔付きになった。




それは、これまでとは違い、
お祖母さんが亡くなっただけでも無く、
彼女なりの、
『積まれて来た山』のようなモノを、
越えたからなのではと感じた・・。





「祖父が死んでしまった後に、
私の母とは違って、
祖母は嫁いで来た人間なので
親戚と遺産の事や名義関連で苦労したと、
母から聞いていました・・


きっと、あの人なりに、
私とは違う苦労があったんでしょうね・・」




別れ際に、
Bさんはこんな事を言って帰途に-




そうでしょう、
どんな場所でもどのような人にも、
その人にしか知り得ない苦労があるでしょう。




ただ、やはりやりたい事への自由や、
強いられた道はキツいかもしれないけれど。




長い間の、彼女のこれまでの事で、
複雑ながら・・・
一人の女性の道が様々に変わって行くこと、
決められた中で、
一生懸命な人の変化を見て来れた・・。



言葉は足りないかもしれないけれど、
ワタシの中でもとても勉強になったのでした。


・・





すみませんワタシは占い師


・・・続くかも・・・

。。






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