続ノスタルジックなお話 「叔母の壽(ことぶき)」
2014-09-04 Thu 00:15
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ウエルカムドリンクに、
お洒落なリングピローだ~、
卓上にはバルーンに想い出の映画オンエアだー



(T^T)なんつーお式にイベント性が無い。



どころか、
ようやくウェディング用の場所が出て来た時代




・・嗚呼、昭和30年代・・・





・・で、今日はこんなお話。



・・




ワタシたちには、
年代がまだ近かった一番下の叔母が、
ハトコPのお祖父ちゃんの知り合い経由で、
とうとうお嫁さんに行くことになったのだが・・。





ちょい前にも書いたのだが、
S叔母ちゃんは、
土日のテレビ番組のライバルではあったけど、
大きなお姉さんとか、
男勝りである意味、
恐怖の存在だった母親より数段、
優しいお母さんのようでもあり・・




(×_×)嫁いで行く、
この家に不在になるという事は、
ワタシたち子どもの味方が
殆ど居なくなるという事も意味していた。





「Rちゃんさ、
叔母ちゃんの結婚が決まったってね」




・・相変わらず、
中学の面倒そうな宿題をしながら、
従姉Rは淡々と言った・・




「そうみたいだね・・
今度、仲人のPの爺ちゃんと
彼氏が来るみたいね・・


何だかマズイ空気が流れそうだよね、
Sちゃんがお嫁に行っちゃったら・・」




そうだよな、
やはりRも似たような事を考えていたのか。




でも・・



そんなお子ちゃまな
エゴ丸出しな感想とは裏腹に、
S叔母ちゃんの縁談は、
着々と進んで行く気配なのでありましたが・・。





・・昭和の中期くらいは、
今の結婚の簡略化された中身とは違い、
お式の前には、
仲人を立てて結納を執り行ったり・・




でもって、
とりあえずは嫁になる女性の家へと、
仲人さんを介して旦那様となるお宅の皆さんが、
仰々しくご挨拶にやって来たりするものだった。




。。



とうとう、ある日、
旦那様となる予定の男性と、
そのご家族がやって来たのでありました。


・・




(T^T)媒酌人であるPのお祖父ちゃん、
S叔母ちゃんの旦那さんになる男性、
それと、あちらのお父さんが
早くに亡くなっているとかで、
旦那さんになる人の伯父さんという人が来た。




P宅から借家をしていた前の家は、
二階建てではあったけれど、
入り口の大きめの部屋、
茶の間に小さなもう一つの部屋があるくらいで、
あとの二部屋は二階だったような間取り。




なので、
当日は入り口の大きめの部屋が、
簡略化された結納という儀式に宛がわれた・・。





お祖母ちゃんが好きな、
練りきりの和菓子を調達し、
煮物やら天ぷらやら、
お酒を飲むであろう支度がされて来た。




久々に寿司屋から出前を取り、
ちゃぶ台2卓が合わされている部屋は、
何だか何時もと違う雰囲気が漂い始めている。





ワタシたちに宛がわれたのは助六寿司で、
(お子様寿司のような物)
隣り合わせている部屋とは
真逆な感じだったけれど・・



日曜日の昼のスチャラカ社員とか、
ロッテ歌のアルバムなんかを見ていても、
何となく画面に入り込めないでいた・・。




その内に婿さんになる彼氏と
知り合いのオジサンが来たようで、
一挙に騒がしい挨拶や雑音が聞こえて来た。





「・・Rちゃん、見える?」




「うーん、ちょっと分からない」





隣り合わせだから、
こそっと襖を開けてみたり、
ちょこっと廊下に回ってみて、
障子の近くから覗いてみようとしたけれど-





「ちょっとあんたたち、
後からちゃんと紹介するから静かにしてて」




大魔人のような形相の母が、
そうワタシたち三人をたしなめた・・。





・・それから・・・



結納と顔見せの酒席は、
どうにか滞りなく進んだようだった。




S叔母ちゃんに彼氏とオジサン、
Pのお祖父ちゃん、
ウチのお祖父ちゃん、お祖母ちゃん、
ワタシの両親と、
結構な盛り沢山の人が集う中、
襖がサッと開けられた・・・



・・





m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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ハートめぐる~めぐるよ~時代は廻る・・
↓そんな時代もあったのよね・・とか思いつつ




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隣の部屋からS叔母ちゃんの声がして




「姪っ子たちなんですよ」



ワタシたちが紹介されたのだけど・・




その時、楽しみにしていた、
叔母ちゃんの旦那さんになる男性だったけど、
実はワタシたちは、
すぐに顔には出さなかったけれど、
三人が三人、同じように心の中で笑ってしまった。





その男性の顔が、
今でならネプチューンの名倉君に酷似していて、
(実はファンでございます(^^ゞ・・・)



つまり・・


およそ日本人的な感じではなく、
東南アジア系のイメージだったから・・。




『止めてよ、ちょっと・・・』




笑い顔は出しちゃダメだよ』




こそこそとしていたら、
顔見せはあっという間に終わり・・
隣の部屋ではまた、
色々と話が弾んでいたようだった。





結納がめでたく終わると、
ネプチューン名倉君似の男性は、
土日が忙しい仕事らしく、
結婚式は平日に行われる事になってしまった。




ワタシはかなり残念だったのだが、
何故か妹の方は低学年で、
ワタシたちよりも早く下校する日だったので、
午後からのお式と披露宴に出られると・・。





え~、ずるいなぁ、ワタシたちは?」




「後から熱海に新婚旅行に向かうから、
迎えに来てあげるわよ・・
それから駅で見送りだけ出来るから」





( ´△`)な~んだ・・・

駅から見送りだけか、
かなりガッカリしてしまい、
それを聞いた日はふて腐れてむくれてしまった。




市内に嫁ぐだけなのに、
もうS叔母ちゃんとは、
違う場所の人間になるような、
そんな危惧がひしひしとしていたからだ。





「○ちゃん、仕方がないよ・・
市内だし、お里帰りでまた遊びに来るし」




そんな従姉Rも、
ウチの男勝りな母と似たような母だったので、
やはり叔母ちゃんが結婚して、
違う家の人になるのは寂しそうではあった・・。




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・・婿さん理由での平日の結婚式は、
普通のナントカ会館という、
昔ならよくありがちな場所に決まっていた。




その日は足早に来てしまい、
まんまとお母さん、お父さんと、
七五三の着物を着せて貰った妹は、
ワタシたちが学校にまだ居るうちに、
叔母ちゃんの結婚式場へ連れ立って行ったらしい。




後から・・



結婚式場で、
三三九度の盃の後に、
みんなで乾杯した際に、
こっそりとお母さんの盃をタモトに入れ、
お酒の残りをなめていたとか・・



まさか、お酒が少ないから
酔っ払いはしなかったようだけど、
『妹H飲んべえ予備軍疑惑』が後日談で語られたり、



名倉君似の彼氏が、
実は一家で似たような顔の一族だったとか・・



とかく結婚式はお葬式並みに、
様々な愉快なエピソードに事欠かなかった・・。




で、エピソードに花が咲く前-



その日、式場から、
夕方近くにハイヤーでお母さんが、
待っていたワタシとRとを迎えに来た。




「Sちゃん、綺麗だったわよ~
ほら、一緒に駅に行くからね」




ハイヤーからの眺めは、
何時もと変わらない景色な筈だったけれど、
駅に見送りに行けるのは嬉しいけれど、
やはり、何だか虚しさが漂った感じだ・・。





・・仙台駅には、
とりあえず上野が乗り換えだったから、
上野行きの列車が既に着いていて、
あちらとこちらとの家族や、
結婚式に来れなかった
叔母の友達なんかも来ていた・・。




ワタシは従姉Rと共に、
親族代表で花束をSちゃんに渡した。




「気をつけてね、たまにまた遊びに来てね」





カーネーションとカスミソウと、
何か可愛らしい花の花束だったけど、
受け取った彼女は美しくお化粧したままで、
花束がよく似合った・・




列車のベルが鳴って、
ワタシは
生まれて始めて誰かを駅で見送ったのだった。





・・・ 車窓奥 消え行く叔母の 笑顔歪む・・・





帰宅して、
結婚式に出た大人たちや妹は、
さすがに見送りにも出たために疲れ・・

夕食は、
まだあの時代には折り詰めにして貰えたから、
結婚式のそれぞれのご馳走の残りがちゃぶ台に。





「すぐに帰って来ないかな~




「それ不味いでしょう・・
でも、人の家に住むって、
ちょっと複雑な気分だよね・・」





(T^T)人一倍、気遣いをする、
優しい叔母が東南アジア系一家と同居?




それは、でも、
ガッツリ沈んだイメージでも無く、
つくづく旦那さんになった人が、
ちょっと笑える雰囲気で助かったなと、
子供心に思えたのではありましたが・・。




・・嗚呼、昭和の壽の夜はメランコリックに更け行く



・・





すみませんワタシは占い師


・・・続くかも・・・

。。









ハート管理人は冠婚が好きでした・・
↓折詰のご馳走が美味でもあったから




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(゜▽゜*)いつも最後までありがとうございます。

時代の反映は行事などの文化に出ますね。

皆さんの時代のご感想などをお待ちしています。

誤打は読んでいてね、コメレスなど遅れます。




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