
現在、フジ系の昼ドラシリーズで、
『プラチナエイジ』というドラマをオンエアしている。
主役の女優さんがまた、
年齢はまだまだお若いのだけど、
演技がそれぞれに巧く、
このテーマに沿った戸惑い、淡い恋心、
不埒だった夫への真の愛情・・etc
三家族でのそれぞれが、
思い入れのある演技を競っていて見応えがある。
他にも昼ドラのキャストとしては、
俳優さん、女優さんがまた豪華で・・
榊原郁恵(敬称を略させて頂いております)は、
ドラマのテーマでもある還暦辺りには、
特にちょっと若いんじゃないんかい?と思うけれど。
そう考えれば同じくトリプルヒロインの、
池上季実子、宮崎美子も、
まだ還暦というイメージでも無いかも。
だけど、違ったタイプの家庭の位置付け、
違うタイプの旦那さんの性格や状況に、
見ている人が感情移入が出来るのも、
このドラマの面白い所・・・。
何も50代とか60代とか、
ジェネレーションギャップを考え無くても、
パートナーや家族構成、
置かれている立場などが様々なので、
年代に固執しなくても、
充分に楽しめる作品となっている。
・・さて・・・
ドラマのテーマでもある、
60歳という、
これからまた大きく人生が変わる年代。
ある男性は会社を勤めあげ、
嘱託などで、仕事を続けるか?
ある女性は、
これまで淡々と貞淑な主婦として、
家族を束ねて大切な役割を果たして来たが、
ひょんなことから、
そんな生き方に疑問を感じてしまう。
こうした人一人の描き方も秀逸ですね -
原作・脚本は清水有生。
演出は谷川功。
プロデューサーは東海テレビの市野直親。
主題歌は郷ひろみが歌っている・・。
ストーリーは、
そんな還暦のカウントダウン手前や、
還暦を過ぎて、では?
夫婦としては今後、どうして行けば良いのか?
~など、50代を過ぎた人たちには、
ことさら気持ちが動かされる中身。

湘南近くに住むアンティークショップの経営者、
速水純一(春田純一)と、
その妻速水智恵子(池上季実子)・・
純一はいわゆる女たらしで、
智恵子は何度、
浮気癖に泣かされて来たか分からないほどだ。
ただある時から、
その恨みは強い愛情のための裏返しと、
何時しか気付かされることに・・。
岩村和子(宮崎美子)は、
昔から細か過ぎる夫・吾郎(中本賢)に従い、
これまで主婦として頑張っては来たけれど。
吾郎は何をするにも細かく、
いつも何処でもちまちまとメモを書いてばかり。
しかも、何歳には○○をして、
また何歳には家を建て、
60歳で一たん会社を退職したら、
今度は○○をする・・など、
自作の年代マニュアルに従って生き、
それを妻が喜んで従っていると勘違いしている。
レールを自ら敷いた内容で無ければ、
有り得ない選択だと思って生きている男性だ。
和子はこれまでのうっ積を、
夫である吾郎が退職した時に、
離婚届けというカタチでリベンジするべく、
彼女なりに前を向いていたのだが-
たまたま家族ぐるみで付き合っていた、
アンティークショップの経営者、
速水純一とギャンブルに行き・・
ビギナーズラックで百万単位のお金をゲット、
ホスト倶楽部通いにのめり込む。
一般の女性では使わないような、
十万、百万単位をつぎこんでしまった・・。
・・
m(u_u)m ここでおねがいいたします☆



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伊佐山香織(榊原郁恵)は、
生真面目で信頼のある弁護士の夫
晃司(宅麻伸)と、
その母親、姑と閑静な佇まいの家に暮らしている。
子育ても終了し、
ではと長男との二世帯住宅、
姑を入れれば三世帯住宅を考えるに至る。
だけど-
旧家めいた家に来た建築家の男性に、
香織自身の生き方を指摘され、
かつて無いくらいの怒りを彼にぶつけた。
気になった彼女は一度は、
主婦であり、よき母親としての過去を、
自分なりに肯定してみたのだけど・・。
気づいたのは-
実は自分のためだけのこれまででは無く、
夫のため、子どもたちのため、姑のためと、
『家族のための自分』という事にショックを覚える。
夫に-
「私ってどういう存在なのかしら?」
そう問いかけてみても、
当たり前だけれど、
普通の奥さんとして妻としてのあり方を言われ、
『一人の女として』の回答は得られ無かった。
この辺りは結構、50代、60代以降の
多くの主婦層の共感を得られそうだと思う・・。
・・それで良かった、
別にこれまでは不自由も無く過ごして来たし。
が。。
香織は既にその彼に、
強く気持ちを奪われたのを自覚してしまう。
何ヵ月か不定期に彼に会ううち、
それは恋心と確信し、
更に否定しつつも、
これまでに無かったトキメく気持ちを抑え切れない。
何時しか、
香織は打合せや建築に関して通ううちに、
火が点いた心を隠せずに、
姑や娘にさえ分かられてしまった・・。
アンティークショップ経営者である
智恵子の夫が認知症になりつつあり、
心配し医師の元に連れて行くが、
やはり悪い予感はズバリと当たってしまった。
彼女はホテルを開設すると言う男性から、
大口のアンティーク家具の
プロデュースの仕事が舞い込む・・。
が、夫の認知症の行動で、
立ち行かない現状を思い知らされる。
そんな折り、
和子はホストの彼が、
亡くなった母親に似ているという告白に、
愕然としながらも、
次第に情が湧いて来てしまう・・。
不自由無く暮らしていた弁護士夫人の香織-
それからの選択は、
今の手元にある幸せを、
全て捨て去るという生き方だった・・。

不惑の40代もとうに過ぎ去り、
60代ともなれば、
論語では『耳順』耳に従うといった年代。
第二の人生で、
全く違う選択肢を迫られたり、
これまで何の迷いも無かった生き方に、
または・・
迷いだらけでここまで来ちゃったけど、
選択しては来なかった過去の方が、
実は後悔が無かったのかもしれない・・。
なんて、
人は何歳になっても揺れ動くものだけれど、
ワタシのような全く同じ年代になれば、
後悔も現実味を帯びてのし掛かる事がある。
三家族、
三組の熟年カップルが見せる悩みは、
人生の半分も過ぎてしまったからこそ、
各々の身に、気持ちにと、
色々な意味で複雑な様相を見せる事となる・・。
シンプルな人の生き方を描いているのに、
伏線にある人物にも癖があって面白い。
香織(榊原郁恵)の姑(長内美那子)や、
その姑が裏で手を回して関係を切った、
晃司(宅麻伸)の昔の彼女の娘が現れたり・・
(*´∀`)伝説の占い師が出て来て、
かなり言い当てたり正論を提示したり。
ホストの男の子も、
ただ和子にお金だけをむしり取るのではなく、
母への気持ちを彼女に向けただけとか・・。
昼ドラだからどうだと言うだけで無く、
何処か何か人間味のある流れが根底にあり、
一話毎にちょっとほっとする感じでもある。
・・アナーキーな人生に憧れてみても、
恵まれた人を羨んでみても、
自分の人生は自分が築き上げるもの -
だとしても、
こうした人たちは問題が身近なだけに、
三人の女性に、その夫たちに、
それぞれ感情を移入するのも簡単かもしれない。

または既に大型連休の皆さんも、
ドラマの感想だけで、
家族の問題提議をしたい訳では無いですが。
早めに生き方の軌道修正をされたい方にも、
まだ若くても人生を少し変えたい場合にも、
見方を違えるだけで、
お手本になるドラマのお話でした。
・・
すみませんワタシは占い師
・・・続くかも・・・
。。


↓・・不仲と思っても縁は縁・・



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(゜▽゜*)いつもありがとうございます。
年代の限定だと思わずに見てもオモシロい。
どこかが活用できるようなお話です・・。
誤打は読んでいてね、レスなど遅れます。