続ノスタルジックなお話「雨雲梅干しの憂」
2015-06-04 Thu 01:11
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食べるラー油に、生麹の調味料だ~、
自家製ジャムにヘルシードレッシングだ~・・



(T^T)なんつ~調味料に種類が少ない、
マヨネーズも一社が出て来たくらい。




もちろんインターネットも無い不便な日々。




・・嗚呼、昭和30年代・・・




・・で、今日はこんなお話。



・・




ちょい前に、
ぬか味噌漬け○○虫湧き事件を起こし、
まさかの失態をさらけ出したお祖母ちゃんだったが。




6月は干しの仕込みという、
祖母には起死回生に値することが待ち受けていた。





祖母干しは、
余計な調味料などが入らない
典型的な田舎の干し作りで、
前にも書いたことがあったけれど・・




彼女の実姉で、鎌倉に住んでいる-


まー、ワタシから言わせてもらえば、
並べば婆ちゃんツインズのよ~な二人で・・




以前にこちらに遊びに来た際にも、
丸まげとかナンとかを長年、結っていた結果、
カッパのように、
後頭部の一部が禿げていたお婆さんだった。





その婆ちゃんの鎌倉の姉という人は、
昔、何やら政界男性の後ろ楯、
つまり金銭的なパトロンを得て鎌倉に料亭を出し、
長年、いわゆるお妾さん状態で暮らしていたそうだ。





「・・でもさ、よくよく考えてみれば
体のいい愛人みたいなものだよね~・・」





(×_×)たまたま小暑いので、
ハンカチを取りに家に戻ったら、
たまにやって来てお祖母ちゃん(叔母には実の母)
と、ビミョーなバトルを繰り広げる・・。




そんな、母がキライな中の叔母と、
(なのであまり登場しないけれど・・)
ひそひそと話をしていたのを聞いてしまったけど。





子供心に‘愛人’という、
いささか芳しくは無いにせよ、
ちょい淫靡な単語が引っ掛かった・・。




それは近隣にあった、
一銭店屋(駄菓子屋)のおばさんが、
ちょっと美しかったため、
愛人だとかお妾さんだったとか、
ワタシの苦手なオバサンが立ち話をしていたのを、
たまたま聞いてしまった時の心理状態に似ていた。





大人って愛人という悪口が好きなんだな』



・・なんて思っていたから・・・。





でも、よくよく考えてみれば -



大体は突出して噂になるほどの美人だったり、


どなたかパトロンの有力者がいたり、


母や叔母や、
その他近隣のオバサンたちには、
ガッツリと欠けている部分での、
ヤキモチからの悪口なんじゃないのかな?


・・などと思っていたことも確かだったけど・・。





。。



何がどうかと言えば -



その有力政治家だかのお妾さんだった、
丸ハゲのカッパ婆さんには二人娘さんがいて・・



カッパ婆さん、その長女、その下の次女と、
三つの家庭へ干しを送るのが行事となっていた。





それから、
祖母ちゃんの楽しみは、
その三家庭がまとめて贈ってくれた、
百貨店(デパートね)の商品券で、
自分が好きな物を買うのが、
上半期での彼女の楽しみだったのだ・・。





・・なもんで・・・




干し作りは好きだね~」



というお祖母ちゃんの言い方は、

= 後から商品券が来るからね、と、

きっちり続くのだと思っていたものだ。



・・




(T^T)ワタシには・・


干し作りのなんたるかなんて、
いまだに分かっていない部分もあるけれど、
何日干しだとか、
また紫蘇と塩との赤い液体に漬けては、
取り出して、再び赤液体にどんぶらこ~・・





子どもから見ても、
かなりな手間隙をかけないと、
すっぱ~~くて、しょっぱ~~い梅干しは、
出来ないことはかなり理解はしていた。




いや、していた・・つもりだったのだけど^_^;





ある日、隣の所ジョージさんに酷似している、
下宿屋のオバサンの所で、
昭和中期の主婦や家庭にいる婆ちゃんの楽しみ-


『たのもし講』が開催されると言う・・。





・・ワタシはとても嫌な予感がした・・・。



・・





m(u_u)m ここでおねがいいたします☆




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ハート今はもう漬けてはいませんが・・・
↓・・アミノ酸とかも入らない自然の味ですね




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もっと先を読んでみたい方だけどうぞ・・・☆








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何故なら、こんな天日干しの真っ只中、
暖かくといいますか、
暑くなった天気の毎日で、
金と銀に光るハエがわやわやと増加して行く中-



干し作りの工程で、
語源に由来通りに干すことが大切な食べ物。




だけど、
祖母ちゃんの行動形態まで分かるワタシには、


干し=大切な商品券に化けるアイテム。




まー、女性の欲張りさと、
可愛いっちゃ可愛い?そんな浅はかさで、
たのもし講だって出たいに違いないし・・





というと^_^;・・・




ハエを追っ払う見張り番を、
暇な孫にやらせるだろうから。




とりあえずは、
反対隣の駐車場経営するお爺ちゃんの所へ。




ワタシが一番、今日は時間があるため、
当然のことながら、
トンズラこいて逃げたのでありましたが。





だけど、
まさかの予期せぬ展開が待っていて、
隣の飲んべえのお爺ちゃんは、
午後と言いますか、夕方にはまだ早いのに、
お爺ちゃんこそ職場放棄して行った跡だったのだ。




鍵は開いていたけれど、
駐車場管理者だから、
誰か見てくれてはいるというのんびりした時代。





爺ちゃんはいつもの何でも屋Kの、
既に裏側にあるナンチャって飲み屋で、
ほっぺたを真っ赤にしているに違いない。




違いないけれど、
ふっと 思ったのは、
祖母干し干しの番をさせられるという危惧。





(×_×)いや、大げさだけど、
子どもにはじっと干しを見ながら、
何もしないで干し番をするくらい、
ハッキリ言ってつまらないことは無かったし。





「あら~、いたいた、○ちゃん
干し見ててね、すぐ帰って来るから」




でも仕方がなく、
祖母ちゃんの餌食、いや梅干し番になるのを、
帰宅して受けてしまったのだが・・。





「・・時間通りになんか帰って来ないクセに」




祖母は輝くご近所イベント、
たのもし講へぶっ飛んだ。
(規模の小さなねずみ講的な中身らしい)




番をしながら、
最初は小さな庭の中で、
咲いていた白い薔薇を見たり、
カタツムリがたくさん居たので、
カタツムリの角をつんつんしてみたり・・




頑張ってみたけれど、
夕方から始まるテレビで、
『ひょっこりひょうたん島』とか、
定期的にオンエアしていた
『トムとジェリー』が見たい欲求が・・。





『・・婆ちゃんごめん、ちょっとだけ見たい』





遠くに家がある訳でも無し、
脇に梅干しは干されていたので、
縁側から茶の間に上がり、
何かのアニメを見ていたのでありましたが。





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しばらくすると、
ぱらぱらぱらという音と共に、
雨らしき音が聞こえて来たから大変!




わらわらと茶の間を出て、
縁側からサンダルをはいて梅干しの元に。





「○ちゃん、梅干し、梅干し!」





家の後ろ手に賃貸していた、
ギターを弾くお姉さんがいる家のお母さんが、
手助けをしてくれたのだ。




オバサンは知っているために、
わざわざ風呂敷を持って来てくれ、
(昭和中期なので)をばっと掛けて、
それから縁側の板張りの廊下に、
干した途中の梅干し群を運んでくれた。





オバサン、ありがとうねー」





「おばさん(祖母)は隣に行ってるのかい?
呼んで来た方が良いよ、
梅干し、ちょっと濡れたから」





ハッとして、ワタシはすぐに
所ジョージ似の隣人、下宿屋宅へ走った。





丁度、お祖母ちゃんが気付き、
あちらから走って来たので助かったけれど、
顔が何時に無く必死だったので、
彼女に取っては梅干しは特別なモノなのだと思った。





・・・ 梅干しの 価値と彼女の 生きる道 ・・・ 





隣のおばさんが、
いち早く風呂敷を被せてくれたお陰で、
あまりハードに陥らずに住んだ赤い実たちは、
その後は順調に樽の中に収まったのだが。





収まったのちには、
夏が過ぎればまた、
きちんと瓶詰めと変わり、
鎌倉のカッパ婆ちゃんと、
その娘さんたちに届けられるのだろう。




でもって、
何時しか金券と変わり、
それを持参した祖母と、
従姉Rの伯母とでお出掛けタイムに活かされる。




お出掛け後には、
揚げたてのドーナツがお土産になると。





・・そうか・・・



梅干しって、
最後にはその恩恵と言うか、
おこぼれがワタシたちにもやって来るんだな。





(* ̄∇ ̄*)ちょっと気付いたことで、
きっと来年からの番には、
そんな風な気持ちでいられるかも、
~と思い直した顛末ではありました・・。





・・嗚呼、昭和の日々は能天気に過ぎ行く・・・。



・・





すみませんワタシは占い師



・・・続くかも・・・

。。







ハートおかゆに梅干し・・・
↓・・お茶漬けにも合うものだったりね




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(゜▽゜*)いつも記事を読んでいただきありがとう。

今日もまた、どうにか更新出来たな・・などと思う日々。

変換ミスはとりあえず読んでいてね、レスなど遅れますが。



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