人の生き死にを詩で知る☆詩集『祝魂歌』
2016-01-21 Thu 00:24
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先日、友達から一冊の文庫本をもらった。



谷川俊太郎・編 『祝魂歌』





裏書きを読めば -



現代の代表的な詩人が、
をめぐる30の詩を選ぶ・・
詩は行き止まりではなく、新たな魂の旅立ち。



そんなことがあったけれど・・・。





そこは喫茶店であって、
久々に会った友達は、
結構、色々な出来事が彼女を襲った人だったけれど、
以前よりは少し明るくなっていて、
表情を見てほっとしたことを覚えている。





ワタシに詩の本をくれながら、
目の前の友達は、
ある一つの詩に栞(しおり)をはさんでいて、
こんなことを言った・・





「この詩、面白いですよ」




見ればそれは「オ母サン」草野心平とあり、
印象深いのはカタカナで前編が書かれていた。





ヘビノ眼ヒカツタ。


ボクソレカラ。


忘レチヤツタ。


オ母サン。


サヨナラ。





「・・これは、んだのかな?」




「そうだと思います・・」





トテモキレイナハナ。


イツパイデス。




・・これから始まる詩が、
あの世に逝った時の詩で埋め尽くされていた。





何気なく何編かを読めば、
誰もがすぐに分かるような作者から、
本人のことは全く知らない人のの詩まで、
30ものタイプが違う作品が並んでいた。





少し前の彼女が、
この作品集をワタシに持って来たなら、
様々な憶測をして心配したに違いなかった・・。




でも、それは・・・


彼女が好きな谷川俊太郎編の文庫本だったし、
前よりも顔色が良かったし、
余計な心配はしなくて良さそうな感じにほっとした。




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家に帰って、
30ものについての詩をさらっと読み・・



でも、何だか悲壮な感じもしないで、
その時には淡々と読んでいたのだけど・・。




その何日か後に、
詩人の伊藤比呂美さんが書いた後書きを目にした。





彼女は「淵上毛銭」
という作家のことを知っていて、
ほんの出来心で検索をしてみたのだという。




淵上毛銭は水俣出身の詩人で、
脊椎カリエスを病んで、
若くして亡くなってしまったそうだった・・。




その彼の詩が -



「柱時計」




ぼくが


んでからでも


十二時がきたら 十二


鳴るのかい


苦労するなあ


まあいいや


しつかり鳴っておくれ





※非営利目的ですので、
そのまま記載させて頂きました・・。



・・




m(u_u)m ここでおねがいいたします☆

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ハート詩集というと難しく思うかもですが
↓なかなかに興味深い内容です




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もっと先を読んでみたい方だけどうぞ・・・☆







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体も動かせない病のなか、
その人のへの作品はほの温かく・・。




でも伊藤比呂美さんの解説を読まなければ、
淵上毛銭という人が、
例えばどんな気持ちになって、
この詩を書いたのか、なんて、
考えてもみなかったと思う。





柱時計を布団の中で眺めながら、
病と闘いながら、
たまには健全な家族や周りの人たちを、



少しだけ羨みながら・・
そんな気持ちにだってなったこともあったと思う。




淵上毛銭が亡くなったのはまだ35歳だ・・。





それからワタシは、
その中の作品を書いた作家たちが、
どんな風に生きていて、
何故、こんな詩を書いたのかを読み、
再び詩を読んでみたのだった・・。





愛する息子がんでしまい、
心を病んで亡くなった著名な詩人・・



占領下のフランスで抵抗運動をし、
強制収容所に送られてしまい、
ぬ間際に残されていた詩・・




童謡・ぞうさんのまどみちおさんの、
アイロニーのある蚊の作品、



戦火ののちに裁かれるのを予測し、
これまで連れ添った妻に送った詩・・




カトリックが迫害を受けていた時代、
その中、不遇な状況で書かれた詩・・



また、その詩の訳者はたった独りで亡くなっていた。





書いた作家や訳者のことが簡潔に書かれている、
その後書きは、
様々なことを考えさせてもくれ・・



ただ単に、
さらさらと書かれただけでは無かったことが、
とてもよく分かって感激を新たにした感じだった。





詩人でもある伊藤比呂美さんは -



「谷川俊太郎氏はこうした後書きを
望んではいなかっただろうと思う」



・・とあったけれど。




反対にワタシには有りがたく・・



どんな人だったのか?



どういう状況で書かれたのか?




それを訳した人もまた、
ハードな人生だったなど色々な人たちの
プロファイルを学んだような気分になった。





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確かに -


谷川俊太郎氏は・・



んだ人たちも生きている人たちも、
一緒に自分のうちにいる、
そんな気持ちが消えないのです。
(文庫後書きより-)




少し前を向けるような後書きを書かれていて、
それはまた、
悲壮感だけでもなく、
置かれた立場がハードな人を選んだ訳でもなく、
一種、清々しい想いさえ抱いていらっしゃるようだ。




・・生きていれば、
必ず何時かはぬ時がやって来て、
それが自分であっても、
仲のよい家族であっても、
一言では言い表せない気持ちに苛まれると思う。





でも、亡くなった方のメッセージを、
それとは無しにお聞きすることになった時 -




そのお客様が聞きたかった内容だったり、
意外な伝言だったりし、
生前には分からなかった言葉だったりもし・・


ワタシの方が感慨深かったりすることがある。





への詩は、
またそんなこととは違っているかもしれない。




だけれど・・・



生きている人も、


亡くなった人も、



その境目みたいな部分というのは、
極端には変わらなかったりするのでは、と。





谷川俊太郎氏の選んだ30もの詩人と、
その死への想いのような作品に対して、
向き合い方のようなものが見つかる気がした。





ワタシは大厄年(本厄年)、


母は前厄年・・・




だとすれば、
何か起こることも予測されるけれど、
何かしら気構えのようなものが、
少しではあるけれど加わった気がした。





『祝魂歌』をくれた友達は、
何か壁のようなモノを乗り越え、
年始に届いた年賀状には、
これまでとは違う色合いがあった。




詩集のことと年賀状とで、
また、違う道を歩むような人が増えたのが、
新年で少し嬉しかった出来事となった気分だった。




真摯ながら、
でも抱いている気持ちとは、
違う気持ちになりたい方へは、
この30の人生はお薦めしたい本です・・。



・・






すみませんワタシは占い師



・・・続くかも・・・

。。







ハート自分の最後を意識させる詩
↓参考にもなります・・




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