
う~~ん、
ムンクの『叫び』のアレンジのでっけ~のって・・・・
変に迫力あるなあ~・・・・
と思ったら評判が良くなかったので
今日に『差し替え』しましたさ~<(_ _*)>。
でも『差し替え』のピカソの変形版の方が・・・
もっと恐い気がする・・・・(^^;
・・・・・
・・・・なんて~ことを
言っている場合ではございません。
キリ番のことで
記事の方を怠けていた訳ではございませんが・・・・。
とりあえず(好きだなこのフレーズ)
原点に戻ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワタシがもっと今より
中心街に事務所を出していた時のことである。
・・・トゥルルルル・・・・(電話)・・・・
「あ~はいはい」
今はいい、
ハンディータイプな携帯電話という
個人ツールが発達しているから・・・
でも、ナンデ??
昔っからナゼに人間は電話に出る前に
返事をしちゃうのか?
相手を待たせないようになどという
日本人的な心理なのか??
トゥルルル・・・・
オフィスに呼び出し音が鳴り響く・・・・・
何だかイマイチ嫌な予感がー
「あはは~~先生?私Eと申しますがあ~?
今日は予約はイッパイですか?」
(××)ξ・・・・・
・・・・このお客さまのEさん、
年令は同年輩で、その頃は40代半ば・・・
普通のちゃんとした主婦の方だ。
まあ
爽やかな女性なのだが、
何だかどうもなぜか自分とは会話が噛み合わない・・・
・・・といいますか、
相性が悪いと思う、占いとか鑑定以前の問題で。
「はい・・・午後2時半から~でしたら」
「そうですか~?ではそのお時間でお願いいたします」
・・・・・(T^T)・・・・・今から疲れる・・・・
しかし、
噛み合わないとは言ってもお客さまだ・・・
差別しないことが身上の占い師、
ちゃんと予約をお入れしたのだった・・・・
・・・・だはは~~(T_T) ・・・・
・・・・・・・・・・
「ですからね?たぶん私って
先生のいい生徒になると思うんですがぁ~?」
「ですからね!ワタシは弟子って取らない主義ですし、
第一、この10畳くらいのスペースで
二人は必要ないんですって」
「でも、ですね?先生がもし倒れたり・・・・
あ、失礼・・・そのご病気にでもなって・・・・
そんな時にピンチヒッターなんて・・・」
ならね~よ・・・(▼▼#)・・・
ジョウブなのだけがとりえなんだからー
もしそうなったらここ
クローズしますって!
・・・・そうなのだ
このEさんという方は占いはして行かれるのだが、
ことあるごとに
『占い師の弟子希望』のスタンスを
勝手に押し付けてくる。
「え~と・・・?
で、今年の家族旅行の方角に戻りましょうか?」
『・・・・・( ̄^ ̄)・・・・Eさんの顔』
ー 占い師その時にまためったにないヒラメキが ー
「そうだEさん?
方角のことであなたの占い師の適正とか?
見てみることは出来ますよ?
ウチは方位は外せませんから・・・・」
・・・・・この時
(▼▼#)×2くらいな気分だったので、
そんな切り札を出してみたのだった・・・・。
『 方角は難しいのである 』
「で?で、どんな適正検査ですか~?」
「そうですねえ・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・
ではいい機会ですので、
自分のことに置き換えられる
Eさんの家族旅行のご希望のことを例にしてみましょうか?」
「??はい?でもどんな?」
・・・(^ー^)・・・・(^▽^)/・・・\(^o^)/・・・・
(↑その時の、Eさんの期待するかのような顔文字)
「まあこれが分からなかったら・・・・
たぶんウチの占いのやり方は無理と思われる・・・・」
「・・・まあ・・・何だか恐いわ・・・」
恐いぞ、思いっきり・・・・・。
「・・・・簡単な地理の問題をお出ししますの
で・・・・」
「ち、地理ですかあ~・・・・(・_・、・・・・」
大体は女性に占いはー
『統計学』と『地理』の集大成である・・・
と言うと・・・・
嫌がられる -
で、そんな宣伝コピーなんぞを広告に出しちゃえば・・・・
女性の殆どが来ないと思われる・・・。
「え~では・・・第一問・・・
ここS市から愛知県の名古屋までは
直線にして何キロあるでしょうか?」
「え・・・・・(+_+) ・・・・・・」
「ワカリマセンか~?」
「わ、分かりません・・・・(T_T) ・・・」
「では第二問行きます・・・・
・・・・・え~と・・・
Eさんもワタシからよく聞いていると思いますが、
≪鬼門≫というのはどちらの方向を指すんでしょうか?」
「・・・・・・(O_O)・・・・・・」
「Eさん?どうですか?良く言っていますよね?
鬼門は占いには大事ですよ~?表と裏もありますし、
建築物の間取り なんかにも良く使いますので」
「・・・・・§(;´o`;) わ、分かりません」
「残念ですね~?では第三問・・・・
・・・・Eさんご一家の今年の暮れの
海外旅行先の希望地のアメリカ・ニューヨークは
日本から見てこの(方位盤を見せながら)
方角のうちのどちらにアタルでしょうか?」
・・・そのうち・・・とうとう・・・・・・
「・・・先生、ひどいわ~?
こんな専門的なことって
分かる訳がないじゃありませんかー!」
(逆切れか?!)
「・・・・あのですねえ~この三問って
いつも殆どEさんにアドバイスさせて頂いてることの
サワリ程度の簡単な問題なんですが・・・・」
(ホントだぞ~こんな簡単な内容って)
「簡単って
・・・だって・・・・・(T_T) 」
ここで言いたいのだが、
Eさんと噛み合わないのでイジメている訳では全然ない。
何年も来てくれていて、
この程度の内容が理解出来ないのに
『 弟子にしてください 』
では、難しいのだ・・・。
・・・しかも、
何ヶ月も、また経験も積んで
何年もかけて学ぶことを何日か?で覚えられるとは、
思って欲しくなかったのである・・・・。
その内容も相手の基礎データで違ってくるものだ。
それだけではなく人生相談も
かなりのパーセンテージを占めるので、
マニュアルだけでは出来ないし
自分の気力も必要になってくる。
さらに・・・・
大変におこがましいようなのだが、
今後の糧にしたり、
あるいは自分の生き方の岐路に立っている人への
大切なアドバイスを侮って欲しくなかったのだ・・・・。
「・・・あ、あの~・・・・」
ピンポ~ン~♪
タイミング良く
その時にドアの呼び鈴(ブザー?)が鳴った・・・・。
「すみません、もう1時間以上経過していますし、
次のお客さまのようですので・・・」
「でも、あの、あのー?」
「はい?まだ何か?」
「次まで勉強して来ますので・・・・
今日は帰りますね・・・お手数おかけしました~」
ナニ?勉強とな??
「あのEさん、ですからワタシは弟子は取りませんってばっ!」
「いいんです・・・
今日のワカラナイことも勉強して来ますね・・・
では、失礼しますね、先生」
べ、べん・・・・って?
ナニを?一体??
・・・・・・(▼▼#)・・・・・・・・・・・
うそだろう?!
甘かったな・・・自分・・・・
そうだ、これこそいい勉強だった・・・・。
そうそう人様のことは読めないものなのだー
が、
・・・しかしである
それから移転した事務所の不便なロケーションのせいか?
あの時の適正問題が功を奏したのか??
その後Eさんは来てはいない・・・・。
彼女には失礼な言い方なのだがー
でも、ワタシに取っては・・・
これでいいのだ~(天才バカボンの主題歌風)♪
すみませんワタシは占い師
・・・続くかも・・・