

任○堂DSもipodもな~んもない・・
もちろん!
インターネットなんて影も形もなかった頃。
あるといえばアナログな遊びと楽しみ・・。
占い師が生きていたのはまんま・・
- 嗚呼レトロな昭和30年代 -
・・で、今日はこんなお話・・・・
・・
ワタシの地域では、
今では半端に都会化しちゃったために、
(小学校の門は防護のため大体閉じられている)
玉入れやリレーや徒競走に湧きながら
お父さんお母さん、
お祖父さんお祖母ちゃんが、
競技に出る子供たちや孫を家族で応援しながら
昼休みにお弁当を広げるような
運動会が少なくなってしまった・・。

にわかギャラリーにさえ結構淋しかったりする。
校庭近くを通ると独特な音楽が聞こえ・・
万国旗がずらっと青空にはためき、
よ~いドン!のパーン
という鉄砲の音などを殆ど聞かなくなったし・・。
少し前までは
運動会の雰囲気はかなり素敵で、
夏の花火大会にも似て、

・・
「明日の運動会にはどんなお弁当?
卵焼きは入れてよね」
「はいはい・・卵焼きね
天気予報では晴れみたいだね
伯母ちゃんたちと作って行くから」
・・今でもだけど、
あの時代の誰もが楽しみだったように、
あの賑やかと言えば

ものごっつく賑やかなワタシの家でもまた、
運動会は一年の中で外せない行事だった。
~と、同時に徒競走や
たまたま欠員が出た場合の
リレーのメンバーになっていたりすると?

& 決戦は日曜日・・
・・まるでドリカムの歌のブレンドのよ~な
複雑な気分にもなっていた。
あのハトコPは・・
学校で競技の発表があるまでは、
夏の盆踊りと共にいささか恐怖でもあった。
Pの婆ちゃんは運動会もまた、
彼女の郷愁を激しくそそるようで、
半分脅かしのようにハトコ(孫)に言っていた。
「借り物競争はないのかい?
婆ちゃんを借りて来いとか
張り切って走るんだけどねぇ~」
「ないない!
オレ日曜日はリレーに出るんだ~」

敷地続きのハトコ宅へ行き
婆ちゃんと彼のやり取りを繁った木の陰から見て。
「何だツマンナイねPのとこリレーか・・」
「大体・・お婆ちゃん
腰曲がってるから走れないのにね
考えてもワカルのに・・
よほど必死なんだね、Pちゃん」
それでもお婆ちゃんが出たら、
仮装行列には勝ち目はないだろうけど、
それはそれで楽しいんだろうななんて・・。
まあ・・従姉Rとワタシは
いつしかいじめっ子の彼への
ささやかなリベンジを企んでいたのだったさ

・・
日曜日は晴天だった。
さすがに、ワタシはこの時代は
雨女とは呼ばれていたことは無かったが・・
やはり朝から

ぽつぽつと雨が降って来たりすると、
かなりガッカリな気分になった。
なので、前日・・いや、
2~3日前からてるてる坊主を作っていたりする。
「てるてる坊主に金の鈴あげるの?
ほら、歌にもあるよね~」
「金のって色なのかな?
金で出来たってことかな?」

「ありがとね!」と言われながら
てるてる坊主は大抵は
ゴミ箱に捨てられたりしたもんだわね・・。
さて。。
快晴の、雲があまり浮かんでいない中、
校長先生の・・
ちょい長い挨拶の後に運動会の始まり~~♪
最近は下級生によるお遊戯とか、
玉入れとか、下級生からの徒競走とか
借り物競争や綱引きに・・
あ~懐かしいなぁ!
~な競技と競争がどんどんと進行されて行く。
そして、お弁当を食べる頃には、
近所のオバチャンや爺ちゃんや、
同級生のエミちゃんだの、
タケシ君だのユウコちゃんだのの家族が見え始める。
「お久しぶりです~」
「あらまお元気?」

運動会の校庭の後ろ側は、
父兄やPTAの社交の場になったりした。
「・・はい、
卵焼きにウインナーにフライと煮付けに」
「え~お煮付け~?」
「いいから食べなさいって」
ワタシと妹と従姉R、
母と従姉のお母さんとそして一番好きな叔母、
総勢6名で賑やかな昼御飯になった・・。
「あれ?珍しいねお祖母ちゃんは?」
「何だか出かけるって
隣のトキさんと買い物らしいよ」

ワタシと従姉と妹の頭の中には、
モリナガパーラーでグラタンを食べる
お祖母ちゃんの姿が浮かんだ、と思う・・。
『ヌケガケしたなお祖母ちゃん

そして3人で顔を見合わせたのだったさ・・・。
・・
<(_ _*)>ここでお願いします☆



↓管理人にはこちらを1つばかし・・・

もっと読んでみたい方だけドゾッ!

伯母ちゃんが珍しく腕をふるった、
刻んだシソ入りのお稲荷さんと
海苔と味噌焼きのおにぎりも美味しく、
楽しいお弁当の時間も過ぎ去った・・。
3人はそれぞれの学級の席に戻った。
後半はいよいよ高学年の競技やリレーが始まる。

次は学年の徒競走が待ち受けていた。
妹は玉入れも徒競走も終わっていて、
楽しく高学年の競技を見ていた・・。
で。。
高学年の出番でハトコの前に従姉Rのリレーが。
従姉Rは、
前にこのカテゴリーでも書いたことがあるけど、
死んだ動物を拾って来たり、
今でこそ有りえないけど・・
野良犬を手なずけるなどなど、
今でいうかなりな不思議ちゃんだった。
・・だけど、
近隣に知れ渡る運動神経の持ち主でもあったから、
リレーはワタシも楽しみだった。
が、

「え~?Rちゃんのクラスビリ?!」

最近、従姉Rのクラスはビリだった。
5クラスのうちでビリなんて
~ダイジョウブかいな?と心配した。
そして・・
トラックにアンカーの姿の従姉を見つけた。
『Rちゃん

・・・ドキドキした・・・
いくら足の早い従姉でもビリって。
が、しかし・・・
運動会には、
生徒や先生による実況中継のアナウンスが入る。
アナウンスをオンエアする
高学年の生徒が興奮した声になっている・・。
「すごいすごい!
五年三組が二人抜きました」
「あれ○ちゃんの従姉じゃないの!」
歓声が小学校の校庭中に響き渡る、
わー!とかすごーいとか・・
Rちゃ~んとか、もう大興奮のリレー競争だ。
「ひぇー(≧∇≦)ノ゜.+:。Rちゃんカッコいい!」
アンカーの従姉は、
5クラスのリレーだったけど、
あっという間にビリから二人を、
そしてとうとう

(=^∇^)ノナイス!Rちゃん、
君はヒーロー、いや、運動会のヒロインだ~♪
自分のことじゃないのに、
ワタシはとても嬉しくなり、鼻高々だった。
が。。

その後だったハトコPのリレーでは、
(^^;真逆な様相を呈していて・・
Pちゃんは~気の毒っちゃ~気の毒で、
ビリのゴールを決めてしまった・・。
なので・・表彰台は悲喜こもごも。
中でも従姉のRちゃんは輝いて見えた。
「あ~あ・・オレやになっちゃうよ」
「あはは・・
Pちゃんズッコケそうになったもんね」

どこかのお爺ちゃんが駆り出され、
そのよたよたする姿を
目の当たりにしたハトコのお婆ちゃんは悔しそう。
玉入れで生徒が転んでご愛嬌・・
綱引きで一般参加のオジサンが
顔を真っ赤にしてかなり本気だったり、
景品がそのつど出たりして・・。
走った、転んだ、泣いた、笑ったと・・
よ~いドンの鉄砲の火薬の匂いに児童の汗、
昼御飯のお弁当やお茶
ジュースなどの雑多な香り・・
そんなありとあらゆる人の匂いの中、
実に小市民的な

喜怒哀楽の人間模様が繰り広げられていた・・。
そして・・いつもは冴えない子供が、
突然にスターになっちゃえる、
それが運動会の良いところだったりもしたんだな。
でもみんなが去った後の校庭は
何だか閑散としていたよね・・。
『楽しくてやがて散り散り夢のあと


結果は聞かないでくださ~い・・・。
あなたには、
どんな運動会の思い出

・・・
すみませんワタシは占い師
・・・続くと思うんだとも・・・
。。
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☆いつもながら(゚▽゚*)遅レスですが
良かったら皆さんの運動会の思い出なんてどうぞ♪